ミシェル・ルグラン トリオ@ブルーノート

超強力ウォータープルーフマスカラが落ちてしまうほどの号泣。
ミシェル・ルグラン・トリオのライブ@ブルーノート東京に行ってきました。

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著名な方の姿もちらほら。。。

「ピアノ側とドラム側、どちらがよろしいですか?」と通されたので
「ピアノ、ピアノ、ピアノ!徹底的にピアノ!」という勢いで即答したのですが、座らされた席はルグラン氏の後姿しか見えない位置でやんのー。

ルグラン公演特別カクテルを。カルバドス。軽くて飲みやすい。

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そして遂にルグラン氏登場。

ふくよかなお腹を揺らせ、くるくるふさふさの白髪。皺が寄ったシャツ、まっすぐに伸びた背骨。
神様、後光がさしていました。

軽快且つ繊細でありながらも力強いピアノの旋律。緩急の絶妙なバランスが心の奥底まで届いてくる。
ドラムやベースの音を体で感じながら、ピアノの旋律を心で受け止めるというのでしょうか。
(嗚呼ダメ、もう例えようがない感動なの)

その演奏にただただ心を奪われながら、映画の中でルグランの音楽が生きる理由についてふと考えてみたり。
台詞がない場面、歌詞のない曲。映画の中の音楽は演出でしかないと思っていた時期もあった。
映像がそこになくとも音楽として単体で成立していているルグランの比類のない才能を再確認し、そんな半可通の考えを一瞬でもした自分を恥じる。

即興演奏もあり、ものすごい声域での歌声もあり、途中咳払いなんかしておちゃめな一面も見せたり。
曲を終わらせると「はっはー!」とか「ほっほー!」と陽気に両手を頭の上にあげる御姿は、リアルサンタ。
会場中、歓喜の渦。どっぷり魅了された。

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アンコール、『シェルブールの雨傘』。遂に涙腺が崩壊した瞬間でした。Mon amour, ne me quitte pas…

最後に握手していただいた。数々の偉大な音楽を作ってきた手と自分の手が!と思うと、今でも震える。

ロシュフォールの恋人たち リマスター完全版

ミシェル・ルグラン=ジャック・ドゥミ作品集

ミシェル・ルグランの世界


まだ興奮冷めやらないけど、今夜は幸せな夢が見れそうです・・・
ありがとう、ルグラン!

この感動をこんな陳腐な感想でまとめたくないから、また後日ルグラン特集しちゃうもんね!(自己満足)